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5日に90歳で死去した東京農工大特別栄誉教授の遠藤章さんが開発した、血中のコレステロール濃度を下げる特効薬「スタチン」は、毎日4000万人以上が服用するとされ、「世界で一番売れている薬」の異名を持つ。1980年代の後半以降、三共(現第一三共)の「メバロチン」やアステラス製薬の「リピトール」など国内外の製薬会社から多くの製品が販売され、スタチン系製剤全体の市場規模は2005年に250億ドル(約3兆円 …