>海洋研究開発機構を中心とする日米欧豪の国際研究チームは今年9月、東日本大震災を起こした震源域付近で大規模な掘削調査に乗り出す。13年前にプレート境界が大きくずれ動いた宮城県沖の海底を掘り進め、ずれた境界面を含む地層の岩石などを採取する。巨大津波の発生メカニズムの解明を目指している。
>震源域での掘削は震災翌年の2012年以来で、12年ぶり。世界最高レベルの掘削能力を持つ日本の地球深部探査船「ちきゅう」(全長210メートル、重さ5万6752トン)によって行われる。船上からドリル付きのパイプを水深約7000メートルの海底におろし、地下を950メートル掘り抜く。
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