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人生の手綱を自分で握る。一見当たり前のことのようだが、それが「できていない」と感じる読者は決して少なくないだろう。ついキャパシティ以上にがんばってしまったり、他人の顔色をうかがったりしてしまうなど、自分が心から望んでいることではないとわかっていても行動してしまうことはよくある。それらは、自分の性格や気質のせいなのだろうか? 本書の冒頭では、ひとつの事例が紹介される。本来の人格である「私」のほかに、 …