防衛省は9日、中国の動画サイトに投稿された、海上自衛隊の基地で護衛艦をドローンで撮影したとされる動画について、「実際に撮影された可能性が高い」とする分析結果を公表した。 問題の動画は、法律でドローンの飛行が原則禁止されている横須賀基地で、停泊中の護衛艦「いずも」をドローンで撮影したとされ、SNS上で拡散された結果、日本の安全保障への懸念の声が上がっていた。
防衛省はこの動画について様々な分析を進めた結果、「実際に撮影された可能性が高い」との見解を公表し、「防衛関係施設に対してドローンにより危害が加えられた場合、我が国の防衛に重大な支障を生じかねないことから、分析結果を極めて深刻に受け止めている」との認識を示した。 その上で、再発防止に向けて、「ドローン関連技術が急速に発展する現在、基地警備能力を不断に高めることが重要だ」とし、より能力の高いドローン対処機材の早期導入や、電波妨害による違法ドローンの強制着陸といった法令の範囲内での厳正かつ速やかな対処を徹底し、基地警備に万全を期す方針を示した。
動画をめぐっては、木原防衛相が4月、「悪意を持って加工、捏造されたものである可能性を含めて分析中だ」と説明していた。
引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/bc74fdb64a11118a40853925ec8afe234e48fe28
みんなのコメント
- 防衛費増額を正当化するいい材料になったね。 マッチポンプの気もしないでもないが、露中の物騒な対外侵略行為の脅威を近隣で受ける日本としては避けては通れない道で、これをバネにますます日本の安全保障の質向上に向けて邁進してほしい
- 中国の動画サイトにアップロードされ削除されていないことも踏まえたら、中国政府機関の関係者らが撮影に絡んでいる疑いは限りなく濃厚ではないか。 ドローンでかなり至近距離まで近づき撮影されているが、もし自爆攻撃をされたら被害は避けられなかったはずだ。極めて由々しき事態であり、海自の監視体制に致命的な欠陥があるように思う。 早急に対策を講じる必要がある
- 普通に推察すれば、明らかなスパイ活動にあたるはず。 よく海外から、または日本の識者から「日本はスパイ天国」と揶揄されるが、この問題、いい加減政府も本腰を上げて、野党と共に丁寧懇切な議論をし立法して、スパイ活動に対する罰則を先ずは常識的な範疇で取り決め摘発すべきかと思います。 とにかく、与党野党問わず真剣な議論を期待します
- 通常ドローンはリモートIDにより、飛行中のドローンの位置と操作者情報がリアルタイムで把握できます。これにより、他の航空機との衝突回避や無許可飛行の監視が可能ですが、リモートIDを発信しないようにされたドローン対策にAI探索対応の監視カメラやレーダー等を艦船や施設周辺に設置することが必要です。対ドローン用の捕獲ネットや撃ち落とすための装置も必要かもしれません。 今ウクライナで起こっているドローン戦を想定した対応が必要かと思います
- これは、驚くことではないと思おう。 日本は、事後対応国家だから政府や防衛省はこれまでもあまり何も考えていないのだろう。 これは氷山の一角でありセキュリティーは発展途上国となんら変わらないだろう。 技術もそうだが、そもそも組織全体のセキュリティーリスクに対する意識が低すぎる。 重たい腰を上げて、本気でAIを使用した監視技術など研究開発して欲しいものだ
The post 【中国の動画サイトに投稿された、海自護衛艦「いずも」ドローン動画】「実際に撮影された可能性が高い」防衛省が分析結果を公表 再発防止へ対策 first appeared on jnnavi.