《しかし、私はどれだけ批判されてもいいと思われてるんでしょうね》
《男性になら言わない表現、知らないコメンテーターがさもありなんと話す。さすがに酷いと思えます。まだ、これらと闘えというのかしら》
7日に投開票された東京都知事選で落選した蓮舫前参院議員(56)が9日、X(旧ツイッター)を更新し、自身に対する厳しい論評、 テレビなどのコメンテーターが口にしている辛辣な意見に対して複雑な心境を吐露した。
無理もないだろう。それまでの国政選挙などでは一般的に行われてきた街頭演説が「事前運動」などと大騒ぎされ、ネット上では右派とみられる投稿者からの誹謗中傷ばかり。選挙後も「水に落ちた犬は打て」とばかりの報道なのだから、《さすがに酷い》と漏らすのも当然だ。
とりわけ酷いのが テレビの扱いではないか。民主党政権下の事業仕分けで、蓮舫氏が言った「(スパコンは)2位じゃダメなんでしょうか」という発言を繰り返し取り上げ、知事選で3位となった蓮舫氏を「2位もダメだった」などと茶化す。元自民党国会議員で、裏金事件の舞台となった「清和政策研究会」に長く所属していた小池百合子知事(71)の扱いとは対照的と言っていい。
8日のNHKも、<都知事選 2位は石丸氏53か所 蓮舫氏9か所>との見出しで、石丸伸二氏(41)、蓮舫両氏がそれぞれ地域別にどう得票していたのかを分析するかのような報道をしていたが、視聴者の見方によっては「2位じゃダメなんですか」という蓮舫氏を当てこすった――と受け取られても仕方がないだろう。
■河野デジタル担当相も「スパコン 二番でもいいかもしれない」と投稿していた
ところで、 テレビメディアが選挙前から盛んに取り上げた蓮舫氏の「2位じゃダメなんでしょうか」発言だが、実は同様の思いを抱いていた自民党国会議員がいる。河野太郎デジタル担当相(61)だ。
河野氏は蓮舫発言の後の2011年11月13日付のブログで「スパコン 二番でもいいかもしれない」と題し、こう書いていた(抜粋)。《衆議院の決算行政監視委員会では、政府の猛烈な横やりをはねのけて原子力関係の支出の仕分けをやる。そしてもう一つがスパコンの仕分けだ。スパコン予算はきわめて怪しい》
《スパコンの開発そのものに関する議論がきわめて曖昧だ。そして、自民党時代の事業仕分けから繰り返し問われている「なぜ一番でなければならないのか」という質問に、まだ文科省は答えていない。この質問は、よく誤解されている。というよりも、スパコン村の住民が意図的に誤解されるような情報の流し方をしているのだ》
《ここで問われているのは、日本の科学の進歩にとって、世界で一番速いスパコンが一台必要なのか、それとも二番目のスピードでもいいから複数台必要なのか、あるいは一番速いスパコンで、あるシミュレーションを行った場合と二番目に速いスパコンでシミュレーションを行った場合に、結果が出るまでに何分の差があるのか、その差を最終成果物が出るまでに埋める方法がないのか、ということである》
《一部のスパコンユーザーが、文科省と組んでスパコンが必要だと騒ぎ、それをつくらせて使っているという構図が見てとれる。スパコン、原子力をきっかけに利権化している科学技術振興予算にしっかりとメスを入れていきたい》
河野氏が投稿した内容は、事業仕分け時の蓮舫氏と何ら変わらない。にもかかわらず、一部メディアは、スパコン村の住民の「情報操作」に今も乗ってしまっているわけだ。
今もなお“蓮舫叩き”報道をするテレビメディア。本質を伝えず、「公平中立」を装うかのような報じ方に有権者も辟易しているのでは。(全文は引用元へ…)
▶川に落ちた犬は棒を持って叩け「打落水狗」中国人作家の評論集
「川に落ちた犬は棒を持って叩け」という諺が、中国、朝鮮半島にあるという。
これは、中国を代表する作家であり思想家でもあった魯迅の評論集に出てくる「打落水狗」が広まったものと言われている。
溺れている狂犬が、水から上がっても狂って暴れるだけなので、この機会に叩きのめせという意味であるという。
つまり、横暴な権力者が、権力を失っても救いの手を差し伸べて復権したら、また権力を横暴に使うから、徹底的に痛めつけろという意味であるという。
魯迅は、中国では、フェアプレーの精神が根付いていないので、横暴な権力者が復権すれば、また横暴が繰り返されるという意味のようなことを言っているのではないかと言われている。。
確かに、東アジアでは、このような事例は多い。
日本でも例にもれずとなっているところは、否定できない。
権力を持った政治家が、多選にこだわるのも、この「打落水狗」を恐れているところもあるのであろう。
まあ、横暴なことをしなければこういうことは起こらないのだが、利権が絡んでくると支持者との関係上、横暴にならざる得ないところもある。
そして、この利権の取り合いから、反対勢力が生まれることにもなり、「打落水狗」が現実味を帯びてくるのだろう。
このようなことが重なって、政争が激しくなっている面もある。
政治というものは、難しいものである。(和ネットニュース)
引用元 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/357347
みんなのコメント募集中
- 左寄りのゲンダイにすらこのいわれよう
- 犬を食べる国の言葉。 水に落としてトドメを差す
- 大陸の格言に「不打落水狗」があり、意味は水に落ちた犬を打つなで、卑怯な真似はやめようというモノ。のちに魯迅が本の中で皮肉を込めてひっくり返して使ったのが「打落水狗」の始まりらしい。名付け親であり、大陸で仕事をしていた祖母の陳杏村の影響かもしれない。
- 水に落ちた犬を打って食べちゃうのがCやKやNKアッチ側の支援受けてたからそう思うのかなぁ
- この人の写真も映像も見たくないです
- 自分も聞いたことないですね 食用にしてる国の言葉では?
- 中韓では有名なことわざだよ。 確かに日本では直接聞くことはあまり無いのかもしれないけど、個人的に中国の歴史小説が好きだったから良く聞く言葉だし当時は自分も良く使ってた。 『追い打ちを掛ける』みたいな感覚
- 政治の世界ではよく使われていますよ
- ほんと聞いた事ないですね、何処の国か想像はつきますが、でも二択か
- 水に落ちた犬は打てって普通に怖いな… 助けろよ!って思ってしまう…
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