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  • 米国ドルは円に対して上昇
  • 重要雇用データの後もドル指数は小幅下落
  • 米連邦準備制度の利上げに市場は慎重な姿勢
  • 欧州中央銀行の利率決定と英国GDPが市場の注目

4月第1週、米国の非農業雇用者数が大幅に増加し、失業率が予想外に低下したにも関わらず、米ドルは複数の主要通貨に対して価値を下げました。
ドルインデックス(DXY)は、6つの主要通貨に対するドルの強さを示す指標ですが、3月末の104.49から4月の最初の金曜日にかけて104.29に減少しました。
週間では、105.10の高値と103.92の安値を記録しました。

連邦準備制度理事長のジェローム・パウエルは、インフレが持続可能かについての自信を更に得る必要があると再強調しました。
これは、2%のインフレ目標に到達する前に利上げを停止する可能性を示唆しています。
また、3月のサービス部門のISM購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回る51.4に低下したことで、利下げに向けた憶測が浮上しました。

米国の雇用データが強いにも関わらず、ドルの日中取引における価値向上に繋がりませんでした。
一方、ユーロや英ポンド、豪ドルは米ドルに対して上昇しました。
ユーロ/ドルは1.0793から1.0835へと上がりましたが、英国の経済見通しによる不確実性にも関わらず、ポンド/ドルも上昇しました。

一方、日本円は米ドルに対して下落し、USD/JPYは151.31から151.61に上昇しました。
今後、市場は米国の消費者価格指数(CPI)や生産者価格指数(PPI)の更新、連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表に注目が集まります。
また、今週発表される英国GDPや欧州中央銀行(ECB)の利率決定も市場情勢に影響を与えると見られています。
現在のドルインデックスは104.22に、ユーロ/ドルは1.0845に、ポンド/ドルはほぼ横ばいの1.2636に、豪ドル/ドルは0.66に、そしてUSD/JPYは151.81にそれぞれ位置しています。

えっとね、米国の雇用データが良かったけど、
ドルが予想と違って少し弱くなっちゃったの。
市場はね、米の経済指標や中央銀行の動きに敏感で、少しでも変化があるとすぐ反応するのよ。
今回だって、パウエル議長がインフレについて慎重な発言をしたら、
利上げの期待が後退してドルが下がっちゃったのね。
でも、同時に円はドルに弱くなってしまったわ。
これから大事な経済データや中央銀行の発表が控えてるから、
その結果次第でまた市場は動くでしょうね。

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まず米国の雇用データはすごく良かったんだけど、ドル指数はちょっと下がったんだよ。
市場っていうのは、ほんの小さなサインにもすぐ反応してしまうからね。
パウエル議長がインフレに慎重ってね、言ったら、利上げも慎重になるかもって話でドルが下げたんだよ。

ユーロやポンドはそれをいいことにちょっと上がったよ。
でも円は弱くなって、ドルに対して上げちゃった。
これから出る消費者価格とか、いろんなデータや中央銀行の発表で、市場はまた動くだろうね。
レイカも言ってるけど、いつもみたいに注意深く見ておかないとね。