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溶接構造物の場合、例えば、H形鋼が「ポキッ」と折れるようなことはなく、溶接ビード(ルート部)か部品側の溶接ビードが付いているところ(止端部)が壊れます。溶接部は強烈な応力集中場であり、疲労強度は母材の疲労強度よりもかなり低下し、かつバラツキます。今回は筆者の持論を極力少なくし、既存の文献の内容をかいつまんで説明していきます。 目次 溶接部の疲労強度指針 連載第1回の問題の解決 荷重伝達型溶接と荷重 …