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>埼玉県南部の川口市、蕨市に多く暮らすクルド人への排斥が危険水域にまでエスカレートした。「強制送還せよ」と叫ぶヘイトデモが毎週のように行なわれ、差別を動機に物理的な暴力で危害を加えるヘイトクライムが相次ぐ。
>支援に取り組む市民団体「在日クルド人と共に」の温井立央代表は「蕨市ではかつてフィリピン人や中国人を排斥するデモがあったが、クルド人に対する執拗さ、やり口は異様だ。後ろ盾のなさにつけ入る卑劣さが露骨に出ている。差別を許さないという行政の発信が重要で、川崎市のように罰則付きの条例を定め、地域の安定性を揺るがすヘイトスピーチを具体的に食い止めるべきだ」と話している。