>23区内の火葬場6カ所を運営する東京博善は、印刷業などの子会社を持つ持ち株会社「広済堂ホールディングス(HD)」の100%子会社。広済堂HDを巡っては21年から、家電大手「ラオックス」の経営などで知られる中国人実業家羅怡文氏の関連会社などによる株の取得が進み、現在では羅氏関係の企業2社が計約22%を保有。羅氏は24年には会長に就任した。
>東京博善の決算公告によると、20年3月期決算では当期純利益は17億円、21年3月期決算は16億円だった。しかし、22年から純利益が大幅に拡大。同年は21億円、23年は20億円、24年は35億円に急伸した。広済堂HDの広報担当者は取材に「利益からは、火葬炉の修繕などに使う積立金も出している」とし、値上げは妥当との見解を示している。
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