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>ATFは11年の東京電力福島第一原発事故を契機に各国の研究開発が始まった。この事故では、地震と津波による電源喪失で、原子炉が冷却されなくなった。高温によって、ジルコニウム合金製の被覆管が水蒸気と反応し、大量の水素が発生。1、3、4号機で水素爆発が引き起こされた。
>ATFではこの事故の教訓を踏まえ、被覆管をクロムでコーティングしたり、金属材料ではないセラミックスに変更したりする製法が検討されている。現行の核燃料より耐熱性が高まることで、核燃料が溶け落ちる炉心溶融(メルトダウン)などの進行を数十分~数時間ほど遅らせ、核燃料を冷やす準備時間が稼げる。高温時に水素の発生も抑えられ、水素爆発の危険性が大幅に低減するという。
既存の原発でも使えるのがすごくいい。しかし日本にはもう試験炉も残ってないのか