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画像や物体を認識する深層学習AI(人工知能)の開発には、写真などの実画像を使った大規模な学習が不可欠――。こうした常識を覆すような研究成果が日本から生まれた。産業技術総合研究所上級主任研究員でコンピュータービジョンを研究する片岡裕雄は、実画像の代わりに数式から生成した図形を学習データに使えることを発見。人手をかけずに「偏りのないデータ」が作れるため注目度が増している。(文中敬称略) 2012年、. …