米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024」(SSFF & ASIA)は、映画祭開幕を祝して、6月4日(火)にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にてオープニングセレモニーを開催し、仲里依紗さん、千葉雄大さん、福士蒼汰さん、森崎ウィンさん、MEGUMIさん、LiLiCoさんほか豪華ゲストが登壇しました。
進行は 代表でもある別所哲也さんと、アナウンサーの望月理恵さん
LiLiCoさん
文化庁 都倉俊一 長官
世界約114の国と地域から集結した4,936点以上の作品の中から、本年のテーマ「Illuminate Your Life ~いのち 照らせ セカイ照らせ」を元に選出した約270作品がオンライン会場と都内5カ所の会場で楽しむことができる映画祭がスタート。
セレモニーでは、Shibuya Diversity Award、 J-WAVE SOUND OF CINEMA Award、U-25プロジェクト、Smartphone Competition、Amic Sign(アミックサイン)アワード、Illuminate SSFF & ASIA 2024 Movie Contest、グローバルスポットライトアワードの7つの賞の受賞を発表しました。
MEGUMIさん
Smartphone Competitionでは、自身も2022年にショートフィルムの監督業を経験し、2023年には審査員も努めていた、MEGUMIさんがプレゼンターとして登場。
現代の文化でもある“スマートフォン撮影”で作られたショートフィルムについて「スマートフォンで撮影されていることをいい意味で感じさせない色味、画角、演出が可愛らしくて驚きました。大人になった自分が、子供の頃の自分に救われるほっこりするストーリーと、画へのこだわりのバランスが素晴らしかったです」とコメントしました。
左から千葉雄大さん、仲里依紗さん、福士蒼汰さん、森崎ウィンさん
アクターズ・ショート・フィルム第4弾 トークセッションでは、アカデミー賞につながるライブ アクション部門のジャパンカテゴリーにみごとノミネートされ、俳優でありながら映画監督に挑戦した千葉雄大さん、仲里依紗さん、福士蒼汰さん、森崎ウィンさんがそろって登壇。
監督業の難しかった点と面白かった点、作品に込めた想いなどを語りました。
■トークセッション
今回、初の監督業に挑んだ仲里依紗さんは、「母親業と同じで、実際にやってみて初めて監督の難しさを感じました。
普段からもYouTubeで編集をやっているので、映像を作り上げていく作業はとても楽しかったです。」とコメント。
ロバート秋山さんを起用した理由については、「彼の眼力が大好きなんです。いつもはそれが“面白い”という印象になるのですが、何か違う面を引き出してみたいと思い、今回起用させていただきました。また、セリフはない方が面白いと思い、無くしました笑」と語りました。
同じく初の監督業を経験した福士蒼汰さんは、「編集と音入れがとても難しかった一方で、俳優さんたちとのコミュニケーションはとても楽しかったです。」と作品づくりを振り返りました。
ラストの衝撃展開については、「自分でもこのような展開になるとは思っていませんでした。最初に主人公を決めて、脇道に出来事を置いて、あとは主人公の行く道に任せたら意図しない結末になりました。」と斬新な脚本作りの背景を語りました。
アクターズ・ショート・フィルムでの監督は2回目となる千葉雄大さんは「監督として、現場でいただいた質問にどう返すか、どう呑み込むかを考えるのが難しかったです。編集は普段できない作業なので、楽しかったです。」と話し、「1回目は探り探りだったのですが、今回は前回と同じスタッフさんが多かったので、議論がより深くできたのではないかと思います。」
と自身の成長した点についても笑顔で語りました。
最後に、アクターズ・ショート・フィルム史上初のミュージカル作品に挑んだ森崎ウィンさんは「自分の頭に浮かんだ画を誰かに伝えることの難しさを痛感しました。チームで話し合って行う物作りは楽しくて仕方がなかったです。」とコメント。
上田一豪さんに脚本を依頼した理由については、「最初に日本オリジナルのミュージカル映画を撮りたいと思い、上田さんのオリジナル作品を生で見たときに直感的に決めて、直談判しました。自分が内面的に思っていたものを活字にしていただき、素晴らしい作品ができました。」と、ミュージカルへの想いも込めて、熱く語りました。
更に、映画祭のオープニング作品として、最近コラボレーション楽曲を発表し話題となったユニット「TUBE×GACKT」によるショートフィルム『サヨナラのかわりに』を世界初公開。
作品上映後にはTUBE 前田 亘輝さん・GACKTさんからの特別ビデオメッセージを放映。
前田さんは「自分も50代最後にして、大切な人との別れを経験する世代となりました。そんな大切な人たちに想いを馳せることができないかと、この楽曲を制作してMVが完成しました。音に新しい命を吹き込んでいただいたこの作品を多くの方に見ていただきたいです。」とコメント。
GACKTさんは、「大切な人と、当たり前に一緒にいることがどれほど尊いことかを感じていただけるのではないかと思います。」と、作品に込めたメッセージについて語りました。
オープニングセレモニーを締めくくるグローバルスポットライトアワードには、人気K-POPボーイズグループStray Kidsの8名が主演する『Stray Kids <樂-STAR (ROCK-STAR)> SKZFLIX』が輝き、監督のキム・ビョンジュンさんは「学生が互いに力を合わせて作り上げたショートフィルムが受賞するという、まさに映画のような話ですが、今それが現実になりました。」と喜びの気持ちを作品のストーリーに掛けてコメント。
また、メンバーの皆さんからは「世界的な映画祭でこのような賞をいただけて大変光栄です。今回、メンバーと楽しく思い出に残る作品づくりと演技を頑張りました。皆さんにこの作品の世界観をシェアできたら嬉しいです。」と、VTR出演で受賞の喜びを述べました。
会場ロビーにて初開催した、ショートフィルム業界の発展を目指した「クリエイターズ・ミートアップ・ラウンジ」では、
新たな企画の種を紡ぐ場として、ショートフィルムファンや監督、映像文化をサポートする企業が情報交換し、盛り上がりを見せました。
最後に代表の別所哲也が「今日からリアル会場、オンライン会場と映画祭が始まりますので、ぜひシネマトラベルを楽しんでいただいて、あなたの心を映し出すようなショートフィルムや、こんな人生があるんだという出会いを見つけていただけたら嬉しいです」と熱く語り、本セレモニーは幕を閉じました。
アーカイブ映像
■ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024 開催概要
映画祭代表:別所 哲也さん
開催期間:
6月4日(火)オープニングセレモニー
6月17日(月)アワードセレモニー
オンライン会場は4月25日(木)~6月30日(日)
上映会場:表参道ヒルズ スペースオー、ユーロライブ、赤坂インターシティコンファレンス、二子玉川ライズ スタジオ & ホール、 ミカン下北、オンライン会場にて予定
※開催期間は各会場によって異なります
チケット:上映会場、オンライン会場ともに有料、一部イベントは無料,
販売開始は4月25日(木)14:00~
オフィシャルサイト:https://www.shortshorts.org/2024
主催:ショートショート実行委員会 / ショートショート アジア実行委員会
(情報提供: ショートショート フィルムフェスティバル & アジア PR事務局、撮影: 森川 創)