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>コメ価格を下げないことが、農水省の大命題。農水省が最も懸念しているのは、大量の“備蓄米”を放出することでコメの価格が下落してしまうこと。つまり、守りたいのは安定供給ではなく、高いコメ価格のようなのです。
>ところが、レームダック状態の岸田首相は、コメの流通の円滑化に取り組むよう農水省に指示しただけで終わり。自民党の国会議員は、総裁選で頭がいっぱいでそれどころではない状況。つまり、だれもコメの価格の高騰で消費者が受ける打撃については対処せず、無関心といっても過言ではありません。
>日本の食料自給率はカロリーベースで38%。食糧の6割以上を海外からの輸入に依存しています。つまり、日本は食料を輸入に頼らざるを得ない状況で、このまま20年もすれば、コメだけでなく「食料が足りない」と大騒ぎになる可能性があります。