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>発射時に強力な圧力がかかる砲身は高級鋼を使った特殊な機械で作られるのだが、ワシントンに拠点を置く欧州政策分析センターによれば、ロシアには砲身製造に必要なオーストリア製の最新鋭回転鍛造機を保有する工場はわずか2カ所しかないとされ、各工場の生産数は年間50門、つまり、年間計100門になる。これらの機械は、2017年に最後に輸入されたもので、設備自体は古くないが、現状、生産数を遥かに上回るペースで砲身を消費している。
>しかし、生産数を増やそうにも、今のロシアに武器生産に必要な機器を当然、オーストリアが輸出するはずがなく、生産数を増やすことはできない。国外から輸入しようにも高精度な砲身を作れる国はドイツなど少数の国に限られ、ロシアに売る国は更に少ない。