2024年、税制の優遇が拡充される新「NISA」も始まり、自分の資産を考えるうえでことしの金融市場の動きが気になる方も多いと思います。1月4日のことし最初の東京株式市場は、能登半島地震の経済への影響を懸念する見方などから日経平均株価は一時、700円以上値下がりしました。外国為替市場では円相場がおよそ3週間ぶりに一時、1ドル=145円台をつけるなど、円安ドル高も進んでいます。一方、ニューヨークでは1月2日にダウ平均株価はわずかながら最高値を更新。週末にかけては下落傾向となったものの、ウォール街ではことしの株価を強気に予想する専門家も多くいます。ことしの金融市場、どうなるのか。ニューヨークでマーケットを取材している記者のつぶやきです。(アメリカ総局記者 江崎大輔)※表紙の写真は、ニューヨーク証券取引所近くにあるブル(雄牛)の銅像。株価上昇トレンドの象徴。