高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、新型の顕微鏡開発に挑んでいる。顕微鏡は小さいものを見るために可視光や電子を使うのが一般的だが、KEKは素粒子の一種である「ミューオン」で観察する。物質内部の電子や磁力の状態を見ることができ、従来できなかった材料の開発や、生物の生きたままでの観察が可能になるという。 ミューオンは電子と似た性質を持つ素粒子だが、質量が約200倍重い。物質を透過する性質があり、. …
高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、新型の顕微鏡開発に挑んでいる。顕微鏡は小さいものを見るために可視光や電子を使うのが一般的だが、KEKは素粒子の一種である「ミューオン」で観察する。物質内部の電子や磁力の状態を見ることができ、従来できなかった材料の開発や、生物の生きたままでの観察が可能になるという。 ミューオンは電子と似た性質を持つ素粒子だが、質量が約200倍重い。物質を透過する性質があり、. …