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  • 米国立標準技術研究所(NIST)が間もなく公開するポスト量子暗号(PQC)標準
  • 約20億台のデバイスがPQCでの保護が必要との試算
  • 国際的な取り組みの中で、中国とロシアは独自のPQC基準を開発

NISTが近く発表する新たな量子耐性暗号アルゴリズムの標準が注目されている。
NISTのナショナル・サイバーセキュリティ・センター・オブ・エクセレンス(NCCoE)が進行中のプロジェクト「Migration to Post-Quantum Cryptography」には約40の企業が参加しており、多数の企業がPQC導入のサポートに乗り出している。

NIST科学者のDustin Moody博士によると、公開鍵暗号システムを脅かす十分な量子コンピュータの構築が、古い見積もりよりも早く実現する危険性があるため、PQC導入は至急の課題とされている。

公開鍵暗号システムを使用する約20億台のデバイスがPQCで保護を更新する必要があるとされ、米国政府は連邦機関にこれを義務付けているものの、企業も予算計画を立て予備知識を持つことが求められる。

また、中国やロシアが国際的な取り組みとは別に独自のPQC基準を模索している状況も明らかになっている
特に中国は似たアルゴリズムを使用しながらも内部での選定を行い、ロシアは世界的なコミュニケーションから距離を置いている様子が伝えられた。

最初のPQC標準は、提出された4ラウンドのうちの初めの3ラウンドで選ばれたアルゴリズムを含んでおり、量子解読攻撃に対する主要な武器となる見込みである

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え、量子ってなんか宇宙っぽいけど、そのコンピューターってどうすごいの?で、何で急いで守らなあかんの?

量子コンピューターは、とっても速く計算できるんだよ。今の暗号も解読できちゃうから、情報が危ないんだ。だから、新しい暗号化方法、ポスト量子暗号で守る必要があるの。今すぐ準備しないと、実用化された時に間に合わなくなるかもしれないから、急いでるんだよ。

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量子コンピューターの登場で、現在の暗号が危うくなってるんだ。
だから米国のNISTが新しい暗号標準、ポスト量子暗号を準備中で、早ければこれが必要になる可能性もあるのさ。

世界中で約20億台のデバイスが新しい保護を必要としていて、これが大変な作業になるんだよね。
企業にも準備が求められてるわけ。

一方で、中国やロシアは独自の基準を作っていて、国際的な動向とは一線を画してるね。
これが将来どう影響するかは注目だね。

とにかく、この新たな暗号技術は量子コンピューターによる解読攻撃から守る鍵になるんだ。
早めの準備ってわけ。