> 越境攻撃に投入された3個旅団は、NATO(北大西洋条約機構)の供与した最新装備を持つ精鋭部隊だ。これこそ東部戦線に投入すべきだったのではないか──という疑問は、当初からウクライナ軍の内部にもあったようだ。
> 戦況を巨視的な視点で分析すると、やはりウクライナ軍が不利だと言えるのではないでしょうか。まず地図を見れば、ロシア軍が実効支配しているウクライナの領土に比べて、ウクライナ軍が“占領”したロシアの領土はあまりに小さいことが分かります。しかも要衝であるとか地下資源が豊富とか、戦略的に重要な地域ではありません
> クルスク州に展開する精鋭旅団に補給を行うだけでも大変です。おまけに現地のロシア人に睨みを利かせる人員も必要ですし、場合によっては行政サービスを提供する必要もあります。兵站の関係から、どれだけ最新の装備を持つ精鋭部隊とはいえ、延々とロシア国内に侵攻することは不可能です。
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