もっと詳しく

  • ダウは149.12ポイント上昇
  • ナスダックとS&P 500も上昇
  • 連邦準備制度理事会(Fed)の金融政策発表が影響
  • 次回のFed会合では利上げなしの見通し
  • 労働市場では労働コストが予想外の上昇

木曜日の市場取引では、株価は当初上昇しましたが、一時的に後退する動きを見せた後、プラスへと戻りました。報告時点で、ダウ工業平均は149.12ポイント(0.4%)上がり38,052.41を、ナスダックは90.18ポイント(0.6%)上昇し15,695.66を、S&P 500は15.62ポイント(0.3%)増加し5,034.01をそれぞれ記録します。

市場の動きは、Fedによる水曜日の金融政策発表の後処理が主要因です。イエレン議長は利上げ予想を軽減する発言をし、「利上げは『ありそうにない』」とコメントしました。これにより市場の懸念は多少安堵しました。

6月11日から12日にかけて予定されているFedの政策決定会合においては、現行の金利が維持されるとの期待があります。経済データが示す米国の労働コスト上昇が、初期の市場の楽観を薄れさせた可能性も指摘されています。

最新の経済データにより、第一四半期の労働コストは前四半期の停滞から4.7%増加し、これは経済学者の予想3.2%を上回る数字です。労働生産性の成長が賃金上昇を著しく打ち消すには至らず、インフレ圧力が依然として比較的高い状態にあることを示唆しています。

各セクターのニュースに目を向けると、輸送株が大きく進み、ダウ・ジョーンズ運輸平均は1.9%アップしました。石油サービス株も好調ですが、ネットワーキング株にはいくつか弱さが認められます。

その他の市場は混合したパフォーマンスを示し、香港のハンセン指数は2.5%増、一方で日本の日経225指数は0.1%減少しました。ヨーロッパ市場も同様に混合反応で、英国のFTSE 100指数は0.6%の上昇を、ドイツのDAX指数とフランスのCAC 40指数はそれぞれ0.1%と0.8%の下落を報告しています。

債券市場では、先のラリーの後に米国国債が値下がりし、10年物国債利回りは4.0ベーシスポイント上昇の4.635%です。

昨日のFedの発表が、市場にいい影響を与えているみたいですね。利上げの可能性が低いということで、安心感が広がったんだと思います。ただ、労働コストの上昇が示されたことで、インフレの圧力はまだありそうです。それで、一時的に株が下がったんですね。債券市場を見ると、国債の利回りが上がっていますので、投資家の間でリスク志向が高まっているのかもしれません。

icon image
icon image

昨日のFedの話しってるよね?
市場に良い感じの影響を与えたんだ。
利上げなしでホッとした空気があるってわけ。
でもね、労働コストがぐっと上がって、インフレの心配は消えてないんだよ。
株価はそのせいでちょっと揺れたけど、最終的には上向いたんだ。
債券市場見ても、利回り上がってるしね。
投資家たちはまだリスクを取る気みたいだね。