もっと詳しく

以下の文章は、Access Nowの「Apple must restore VPNs in Russia now」という記事を翻訳したものである。

Access Now

Appleはロシアの人々や市民社会に背を向けてはならない。Access Nowと40を超えるロシア国内外の市民社会団体や専門家は、Appleに対し、ロシアの権威主義体制による言論弾圧への加担をやめ、同国のApp Storeでブロックされたすべての仮想プライベートネットワーク(VPN)サービスを復活させるよう

202474AppleApp StoreVPN

VPNVPNAppleAppleVPN

Access Now

AppleAppleVPN

ロシアの人々は長年にわたりに苦しめられてきた。さらにウクライナ侵攻以降には戦時検閲が進み、状況は悪化の一途を辿っている。ロシア政府はまた、デジタルプラットフォームに圧力をかけ続け、独立系メディアのウェブサイト、ソーシャルメディアプラットフォーム、ロシアおよび国際的な人権団体へのアクセスをブロッキングしている。

AppleVPNApp StoreApple

RKS Global

Access NowAppleApp StoreVPN

オープンレターはまたはで閲覧できる。

Apple must restore VPNs in Russia now Access Now

Author: Access Now (CC BY 4.0)
Publication Date: September 2, 2024
Translation: heatwave_p2p

以下は、そのオープンレター「RunetStop censoring Runet )」の英語版を翻訳したものである。

AppleVPNApp Store

我々の知る限り、Appleは2024年7月4日、ロシアのApp StoreからRed Shield VPN、Le VPN、HideMyName、PlanetVPN、AdGuard VPNなど、VPN

AppleのアプリレビューチームがVPNによると、この決定はロシアの検閲機関(ロスコムナゾール)の要求に応じてなされたものです。しかし、Appleは「情報が自由に流れる開かれた社会の重要性」を認識し、「ユーザのプライバシーと並んで、情報と表現の自由への我々のコミットメントがある」と述べるから逸脱した理由を説明していません。その代わりに、自由なインターネットを侵食する権威主義的政府の要求に屈し、自社サービスを利用する人々の情報と表現の自由に関する権利を無視しています。

Freedom HouseRSFの報告によると、ロシアはインターネットの自由度指数で最悪のカテゴリーに位置し、「不自由なインターネット」を有しています。ロスコムスヴォボダとOONIによる調でも、ロシアのウクライナ侵攻開始から1年間で、何千ものインターネットリソースが戦時検閲の対象となったことが確認されています。2022年3月以降、当局は独立系メディアのウェブサイト、X、Instagram、Facebook、YouTubeなどのソーシャルメディアプラットフォーム、さらにはHuman Rights Watch、Amnesty International、RSF、モスクワ・ヘルシンキ・グループなどのロシア国内外の人権団体のオンラインリソースへのアクセスを遮断しています。

VPN

App StoreVPNVPN

App StoreVPNDPIApple

VPNAppleRunet

AppleVPNApp Store

Apple

ロシアの情報法に基づくロスコムナゾールのブロッキング要請は、Appleの原則にも国際人権基準にも反しています。欧州人権裁判所(ECtHR)は、KablisOOO FlavusBulgakovEngelsVladimir Kharitonovの各事件で、情報へのアクセスを制限するために用いられるロシアの法規範が非常に曖昧で、欧州人権条約と両立しないと繰り返し判断しています。ロシア当局の要求とそれに続く行動を具体的に評価する中で、裁判所は以下のように。要求は恣意的であり、「オンライン情報へのアクセス技術に関する情報を、過激主義的資料へのアクセスを偶発的に容易にする可能性があるという理由で抑制することは、そうした資料の複製に使用される可能性があるという理由でプリンターやコピー機へのアクセスを制限しようとすることと何ら変わらない」と指摘しています。さらに、「そうした技術に関する情報をブロックすることは、それらの技術を使用してアクセスできるあらゆるコンテンツへのアクセスを妨げることになる」と述べています。

裁判所はまた、と指摘しました。どのような情報技術も民主主義の原則と相容れない活動に利用される可能性がありますが、フィルター回避技術には、リモートサーバへのセキュアな接続を可能にしたり、ページの読み込み時間を短縮するためにデータをより高速なサーバを経由させたりするなど、多くの正当な用途があります。

国連人権委員会も、ロシアで何千ものウェブサイトやリソース、さらには多くのソーシャルメディアプラットフォームがブロックされているとの報告にし、表現の自由を不当に制限するすべての法律を早急に撤廃するよう求めています。さらに、Appleが遵守を約束しているは、企業に対し、他者の人権を侵害することを回避し、自社の活動に起因するあらゆる人権への悪影響に対処することを求めています。

我々は、貴社のプラットフォームに関する決定を下す際に、これらの重要な人権問題を考慮に入れるよう求めます。国際的および地域的な人権基準に違反する、言論を検閲・抑圧するために用いられる法律に従うよう要請された際に、Appleが直面する課題を我々は認識しています。この問題は以前、に関連してAppleに提起されたことがあります。しかし、Appleにはロシア当局の検閲の試みに対抗し、人々の権利を守るための十分なツールがあると我々は確信しています。Googleは現在、VPNアプリをGoogle Play Storeから削除するようロスコムナゾールから要求されていますが、これに抵抗しています。Appleもその例に倣うべきです。

App StoreVPN

  • Access Now
  • Amnezia VPN
  • BlancVPN
  • Board of the Civil Society Forum
  • Committee to Protect Journalists
  • Electronic Frontier Foundation
  • Eurasian Digital Foundation
  • GreatFire
  • HidemyName VPN
  • Human Constanta
  • Human Rights Watch
  • Le VPN
  • Majal
  • Mass Media Defence Centre
  • Mediazona (zona.media)
  • Net Freedom
  • NA SVYAZI
  • OVD-info
  • Pervyi Otdel (First Department)
  • Proton
  • Red Shield VPN
  • Reporters Without Borders (RSF)
  • RKS Global
  • Roskomsvoboda
  • Teplitsa (te-st.org)
  • And three organizations that chose to stay anonymous

  • Alexander Plushev, journalist, YouTube Channel “Breakfast show”
  • Dmitry Kolezev, journalist
  • Ekaterina Martynova, publisher of DOXA
  • Galina Arapova, media lawyer, founder Mass Media Defence Centre
  • Ivan Pavlov, founder of Team 29 and First Department
  • Katya Arenina, correspondent of Proekt
  • Ksenia Ermoshina, Senior researcher at the Citizen Lab and eQualit.ie
  • Maxim Katz, politician and youtuber
  • Oleg Grigorenko, Editor in Chief of 7×7 Horizontal Russia
  • Pavel Kanygin, CEO at Prodolzhenie Sleduet Media
  • Roman Dobrokhotov, chief editor The Insider
  • Ruslan Daiyrbekov, Eurasian Digital Foundation
  • Sarkis Darbinyan, cyberlawyer, founder of Roskomsvoboda
  • Sergey Lukashevskiy, Editor in Chief of Radio Sakharov
  • Taisiya Bekbulatova, Editor-in-Chief Holod
  • Zhanna Nemtsova, founder of Boris Nemtsov Foundation

Open letter to Apple: Stop censoring Runet

The post Apple App StoreVPN first appeared on p2ptk[.]org.