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東京新聞の記事によると…

 両親が海外出身者などのため、日本で生まれ育ったのに在留資格がない子どもたちの絵画と作文を展示する「仮放免の子どもたちによる絵画作文展」が2日、東京都の練馬区立男女共同参画センター「えーる」(石神井町8)で始まった。「私のふるさと」などをテーマに鉛筆やサインペンなどでさみしい心境を描いた絵画25点と、経済的な困窮などを記した作文3点が展示されている。4日まで。(池尾伸一)

昨年まで仮放免だったが今年在留資格が許可された、中東にルーツを持つ小学生は「弁護士になり外国人を助けたい」という夢を描いた

 「よく公園にいって考えます。日本生まれなのになぜ差別されているのかと」。アフリカにルーツを持つ中学生の女子は絵の隅に公園のブランコで一人悩む自分の姿を描き、こう記した。作文でも、学校の制服を買うのに借金せざるをえなかった体験を書き「私の家に本当にお金がないと知ってしまいました」。「たくさんの人が私たちの気持ちを知ってビザの管理人の人(入管)まで届くとうれしい」と訴えた。

 展示は、行政に「存在していない子ども」として扱われがちな彼らの存在と苦境を広く知ってもらうのが狙いで、4回目。入管職員を恐れる外国人を遠巻きにして「気にしない日本人」「助けたいけど何もできない日本人」を描いた中東の高校生の作品もあった。

入管職員(左)に脅かされる外国人を遠巻きにする日本人を描いた中東にルーツを持つ子の作品

 難民申請が認められず、退去命令が出たが迫害を恐れて帰国できないなどの家庭の子どもたちは親同様、在留資格がなく、仮放免の状態で日本に住む。国は6月施行の改正入管難民法に基づく救済措置で子どもの在留許可を進めたが、条件の厳しさから対象外のケースも多かった。[全文は引用元へ…]







引用元 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344884

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