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クラウドの旅が巡航高度に達しても、キャセイパシフィックグループのIT部門は減速していない。それどころか、キャセイパシフィック航空とHKエクスプレスを運営するこの上場企業は、全面的なクラウド化からさらなる利益を引き出そうと、移行から最適化モードへと移行しつつある。 「クラウドの最適化は2024年の新しい取り組みです」と、香港に本社を置くアジア太平洋地域の大手航空会社で貨物輸送会社でもあるキャセイのITインフラ・セキュリティ担当ゼネラルマネージャー、ラジーブ・ナイール氏は言う。「クラウドのワークロードを最適化し、アプリケーションの一部を書き直し、ESGが全体像の中に入ってくるにつれて、CO2排出量を削減するためにどのように効率化できるかが重要になってくる。 キャセイ航空は4年前にクラウドの旅を開始し、過去3年間で移行を加速させてきた。現在までに、キャセイ航空は400のアプリケーションの98%をAWSに移行しているが、一部のワークロードはAzureに移行しており、キャセイ航空が特定のベンダーに縛られないようにするため、クラウドプロバイダーのさらなる「リバランス」を計画しているとナイル氏は言う。 多くの企業がそうであるように、キャセイパシフィック航空も初期段階では、クラウドの即時的な効率性と拡張性の恩恵を受けるために、リフト・アンド・シフトのアプローチに大きく依存していた。2011年にアプ…