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【出雲市発】取材の最後、本連載の原点である「人とは何ぞや」を新宮先生に問うた。解はタイトルの通りである。先生が天職とされている心理臨床は、人の心に深く分け入る職業だ。一角ならぬ繊細さと強靭なタフさが求められよう。だが、先生の物腰はあくまで穏やかで、優しいオーラさえ感じる。しかもかなりのイケメンときている。出雲弁で「少し」を「ちょっこし」という。新宮家の柱時計が刻む懐かしい音を背景に、ちょっこしうら …