もっと詳しく

東京大学は2024年8月22日、がん細胞が骨に近づくと骨膜の細胞が反応して防御壁を形成し、物理的にがんの骨への進展を抑えることを発見したと発表した。免疫系以外の細胞が抗がん効果を持つという、新しい抗がん機構を示したのは世界初になるという。 頭頸部がんの最も多い発生部位として知られる口腔粘膜は、直下に顎骨が存在するユニークな粘膜バリア部位だ。口腔がんは、骨浸潤により患者の生命予後とQOLが顕著に悪化 …