エクスパンダー、エクスパンダー クロスのハイブリッドEV(HEV)モデルをワールドプレミア!
タイやインドネシア、フィリピンなど、東南アジアを主な収益市場としている三菱自動車は、バンコク国際モーターショーにも意欲に取り組んでいた。今回のバンコク国際モーターショーでは、比較的コンパクトなミニバンのエクスパンダーと、それをベースにSUVとのクロスオーバーモデルに仕上げたエクスパンダークロスにHEV仕様車を追加して発表した。HEV仕様が公開されるのは始めててで、ワールドプレミアである。
三菱はBEVの走りとなったi-MiEVやアウトランだーのPHVで電動化車両の実績を持っているので、これらの技術をベースにエクスパンダー&エクスパンダークロスのHEV化が図られた。
エクスパンダーは、インドネシアで人気の高いミニバンモデルとして開発されたクルマで、現在もガソリン車はインドネシアで生産されている。今回追加されたHEVは、タイ政府の電動化普及政策に従ってタイのラムチャバンにある三菱自動車の第三工場で生産されるという。価格も金利ゼロキャンペーンなどと合わせて91万2000バーツ(約380万円)からとのことで、比較的リーズナブルな設定である。
三菱自動車のブースでは、パジェロスポーツが展示されていたほか、昨年に発表されたトライトンも展示され、ラリーアートを強調した展示も目立っていた。パジェロスポーツは、タイを中心にした新興市場向けのモデルである。トライトンは新型になって比較的良く売れているが、タイではハイラックスとD-MAXが圧倒的な強さを誇っているので、販売台数はさほどではない。
三菱エクスパンダークロスHEV
三菱エクスパンダーHEV
三菱パジェロスポーツ
三菱トライトン
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