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今回はニュー山王ホテルの口コミ・評判を調査しました。

ニュー山王ホテルが「やばい」との声はなぜ?

 

ニュー山王ホテルと聞いても、多くの日本人はピンとこないことでしょう。

それもそのはずで、日本にあるホテルですが、まず日本人が滞在することはできません。

その時点でヤバイホテルだと思うかもしれませんが、ニュー山王ホテルはアメリカ軍関係者保養施設となっています。

そのためアメリカ軍関係者やその家族、大使館関係者でなければ利用することができません。

言い換えれば、アメリカ軍関係者やその家族、大使館関係者であれば日本人でも利用することができますが、該当者はごく少数のため、日本人には馴染みのないホテルとなっています。

そんなアメリカ軍関係者の保護施設であるニュー山王ホテルですが、一部でヤバイという声があります。

その理由としては以下の通りです。

  • 警備員は銃を所持している
  • 網タイツは禁止
  • 身分証明書提示が求められる
  • 226事件の舞台になった場所

それぞれについて詳しく考察していきます。

警備員は銃を所持している

ニュー山王ホテルの警備員は銃の所持を認められています。

その時点で日本では考えられないことであり、ヤバイと言われてしまうのも頷けることでしょう。

そもそもニュー山王ホテルは日本の所有物ではなく、アメリカ軍の所有物です。

いわばアメリカ軍施設であり、治外法権区域といってもいいです。

そのため日本での常識は通用せず、警備員も当然のように銃を保持しています。

網タイツは禁止

ニュー山王ホテルでは館内での網タイツ着用が禁止されています。

オシャレのひとつとして網タイツを着用する女性も増えてきましたが、アメリカでは娼婦を連想させる格好のため、禁止されているとのことです。

また同じような理由で、男性はタンクトップや侮蔑的言葉や風刺画がデザインされている衣類も禁止されています。

TPOに合わせて着る服を選ぶことは日本人にとってもなじみ深い感覚ではありますが、宿泊客に対して衣類の禁止事項やドレスコードがあるのは珍しいかもしれません。

身分証明書の提示が求められる

ホテルに宿泊しても一般的には身分証明書の提示は求められませんが、ニュー山王ホテルの場合は身分証明書の提示が必要です。

また身分証は顔写真つきのものが必要となっており、写真のついていない保険証などは該当しません。

軍施設だから身分証の提示義務があると考えれば納得ですが、ホテルと考えると違和感があり、ヤバイホテルと思ってしまうのでしょう。

226事件の舞台になった場所

ニュー山王ホテルは歴史的出来事である226事件の舞台になった場所です。

正確にいえば旧山王ホテルが舞台となっており、今と場所も違います。

そもそも226事件とは、昭和11年2月26日に陸軍の青年将校らが当時の内閣総理大臣岡田啓介らをはじめとする複数人の大臣を襲撃・旧山王ホテルを占拠した事件です。

目的は「国家改造」であり、改革を推し進めるためのクーデターでしたが、29日に反乱軍として多数の死傷者をだしつつ、鎮圧されました。

当然、舞台となった旧山王ホテルは血で赤く染まります。

歴史的事件の舞台であり、死人もでたいわくつきの場所であるホテルということもあり、日本人はヤバイホテルと認識してしまったのでしょう。

以上、ニュー山王ホテルがヤバイと言われる理由です。

アメリカ軍の保養施設ということもあり、ホテルでありながら開かれた場所ではないことから不明なことも多く、また一種の治外法権区域となっているため、日本でありながら日本ではないホテルということで、ヤバイと言われるようになったのでしょう。

そもそもニュー山王ホテルとは?誰でも利用できる?

 

前述した通り、ニュー山王ホテルはホテルと銘打ってはいますが、実際のところアメリカ軍の保養施設のため、基本的にはアメリカ軍関係者、もしくはアメリカ大使館関係者でなければ利用することができません。

しかし本当に一般人は利用できないのか、気になるところでしょう。

実は、アメリカ軍関係者のエスコートがある場合は一般人でも利用することが可能です。

実際、旅行サイトの口コミをみてみると、米軍基地で働いている友人の招待で利用したという日本人の声がありました。

ホテル宿泊だけでなく、ランチで利用したという声もあるので、日本にいながらアメリカの雰囲気を味わいたいという人におすすめです。

その際はアメリカ軍関係者のエスコートをうけて利用しましょう。