◆米大リーグ タイガース―ドジャース(13日、米ミシガン州デトロイト=コメリカパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が13日(日本時間14日)、敵地・タイガース戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、6試合ぶりの本塁打となる29号ソロを放ち、日本人初のメジャー通算200号を達成した。2―2で同点の5回先頭の3打席目に、先発右腕・モンテロのチェンジアップを右翼ポール際へ運んだ。
初回先頭の1打席目は右翼線への三塁打。いきなりチャンスを作ると、先取点となるホームを踏んだ。3回無死一塁の2打席目は空振り三振。節目の一発が出たのは、2―2の同点で迎えた5回先頭の3打席目だ。1ボールから、先発右腕・モンテロの88・5マイル(約142・4キロ)のチェンジアップを振り抜くと、右翼ポール際へ勝ち越しの29号ソロをたたき込んだ。打球速度は107・8マイル(約173・5キロ)、打球角度は24度で、飛距離は373フィート(約114メートル)だった。
前日12日(同13日)の敵地・タイガース戦では、同点の9回2死一、三塁の5打席目に決勝打となる勝ち越しの適時二塁打。中堅フェンス手前でワンバウンドしてスタンドに入るエンタイトル二塁打で試合を決めた。”確信歩き”を見せたが本塁打にはならず5打数1安打だったが、貴重な一打で4連敗中だったチームを救い「連敗中なのでなかなかタフな試合が続いてましたし、何とか切って、まずいい流れを持ってくるというのが大事だと思うので。シリーズの初戦を取れたのがまず大きいなとは思います」とうなずいていた。この日も1打席目にいきなり右翼線へ三塁打。先取点となるホームを踏んだ。
再び勢いに乗っていきたい。6月は12本塁打を放つなど絶好調が続いていたが、7月に入ってからは調子がやや下降。4、5日(同5、6日)には日米通じて自己ワーストの6打席連続三振を喫し、今季最長の15打席連続無安打もあったが、6日(同7日)に4試合ぶりの本塁打で、30歳初アーチとなる28号ダメ押しソロを放つと、その後5試合は本塁打がなかったが、その間4試合連続安打&4試合連続盗塁をマークするなど、離脱者が続出する苦しいチーム内でしっかりと仕事は果たしていた。
本塁打キングを独走する29号。チーム96試合目での29本塁打は、レギュラーシーズン162試合に換算すると、48・9発ペースだ。自己最多21年の46本、本塁打王になった23年44本を上回り、日本人初となる50本にも手の届くペースとなっている。
前日終了時点で本塁打がリーグトップで、打率が2位、打点と盗塁が3位。三冠王、トリプルスリーも視野に捉えている。これまでも多くの偉業を成し遂げた大谷だが、通過点とはいえ、米通算200本塁打という新たな勲章が加わった。6月は月間MVPこそ逃したが、リーグトップの12本塁打、24打点。7月はややペースが落ちたが11戦で3発目となった。
4年連続30本塁打にもあと1本と王手をかけ、日米通算250号までもあと2本と迫った。この試合を含めて、オールスター前の前半戦は2試合。前半戦最後のスパートをかけていく。
日本人のメジャー通算本塁打数上位
(1)200 大谷翔平
(2)175 松井秀喜
(3)117 イチロー
(4)48 城島健司
(5)46 鈴木誠也
(6)44 井口資仁
(7)42 福留孝介
引用元 https://hochi.news/articles/20240714-OHT1T51015.html?page=1
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