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東京大学は2024年4月17日、約100nmの空間分解能を有する中赤外顕微鏡を開発したと発表した。中赤外光の吸収に基づく熱による屈折率の変化を可視光の顕微鏡で定量する中赤外フォトサーマル顕微鏡を用い、原理限界を大幅に超える空間分解能を達成した。 中赤外顕微鏡は、通常の光学顕微鏡では捉えられない分子振動の空間分布画像を得られる特殊な顕微鏡だ。しかし、波長が2〜20μmの中赤外光による手法のため、空間 …