プロの現場による実践スクール事業を行い、「世界で一番、社会に近いスクールを創る」をビジョンとするバンタンは、質の高い美容の実践的な教育を受けながら大学卒業資格も取得できる「バンタン渋谷美容学院大学部」を 2024年 4月、新たに開校しました。
開校にあたり、美容本の出版や俳優、ドラマの企画・プロデュースなどマルチに活躍するタレントの MEGUMI さんが名誉学院長に就任しました。
MEGUMIさん
開校と就任を記念して、MEGUMIさんによる初授業「自信を持ちたい 10代の女性へ」が本日 4月 10日(水)に実施されました。
挫折を経ながらも、美に向き合い続け、前向きに人生を生きてきた MEGUMI さんが語る“本音トーク”で、美容のプロフェッショナルを目指す生徒に「皆さんも自立し、自分の気持を自分で奮い立たせ、自分で自分を幸せにしよう」などとエールを送りました。
MEGUMI さんは、2023 年に出版した『キレイはこれでつくれます』が同年の美容本ベストセラーになるなど、美容のカリスマとしての一面だけではなく、自らが経営者の顔も持ち合わせるなど、「美容」を武器に自身のキャリアを切り開いています。
■MEGUMIさんが「自信を持ちたい 10 代女性へ」送る初授業を実施
MEGUMIさんの名誉学院長として初めての授業は、これから美容のプロフェッショナルを目指す渋谷美容学院大学部に入学した約 50名の生徒に向けて、美容を通じ前向きに生きる MEGUMI さんの「女性の生き方」について講義。
生徒に対して、「自分のやりたいことを形にしてく上で大切な3つのこと」をテーマにMEGUMIさんの経験を元に具体的な事例を交えてわかりやすく説明されました。
MEGUMIさん:
本日はご入学、おめでとうございます。
私は、芸能界で 23年やってきました。
女優、タレントの他、プロデューサー業の仕事、美容本の出版、石川県金沢市でカフェの経営、そして、ライフワークとして被災地の支援などをやっています。
「やりたいことを明確にする」
現在は、激動の時代です。
自分でやりたいことの中で、本当に何がやりたいか、その濃度が濃ければ濃いほど現実になっていきます。
私は年に1度、お正月に事業計画書を書きます。
自分の信念や計画を書くことで、自分のやることが明確になっていきます。
本当にやりたいことを何度も何度も自問自答していくと、やりたいことが出てきます。
特に女性の場合、体の変化や心の変化、男性によってブレたり、結婚や母親になったりで、ジェットコースターのように立ち位置が変わっていきます。
目標もどんどん変わっていくと思いますが、常に自分がどんな存在でありたいのかを書いて明確にしていただきたいと思います。
「ひたすら伝えていく」
SNSなど影響で自分の伝えることがやや苦手な世代になっているのではないかと思います。
自分でやりたいことが明確になったら、誰かに伝えないと、自分が努力するだけでは実現しません。
人がチャンスを運んでくれます。
自分からどんどんやりたいことを発信するのは恥ずかしいし、勇気のいることですが、発信することで、誰かの目に留まることにつながります。
「ビジネス的側面を考える」
この学校はこの点をサポートしてくれる稀有な学校です。
アートや美容の世界では、技術を勉強することはもちろんのこと、どうやってお金にしていこうかというのを考えることも重要です。
お金を稼ぐというのは、より多くの人を幸せにしたかということに関わってきます。
昔は、お嫁さんになって男性に食べさせてもらいたいといった人に寄りかかっていた時代でしたが、時代が変わって、女性も自立した上で、恋人がいるとか、仕事を選ぶといったマインドを持っていただきたいと思います。
■生徒や全国の 10 代女性から集めた“悩み”に向き合う本音トーク
授業では、生徒や全国の 10代女性から集めた MEGUMIさんへの質問に MEGUMIさんが回答されました。
Q MEGUMIさんは何をきっかけに今の職業についたのですか?
MEGUMIさん:
人によってやりたいことを見つけるタイミングは違います。
私の場合は、歌手になりたくて目指していたのですが、CDは出せたのですが、びっくりするほど売れませんでした(笑)
芸能界に入れたけれど、歌手は諦めなければなりませんでした。
当時は、バラエティーやグラビアの仕事をしていたのですが、27歳のときに妊娠して、忙しい日々が止まって自分に向き合う時間ができました。
仕事をしていた 8年間の中で、自分が好きなものは、映画だということに気づきました。
映画に出たいということをマネージャーさんたちに表明して、そこから準備を始めました。
時間を忘れて行うような本当に好きなことを書き出して眺めると総合的に何が好きなのかが見えてくると思います。
Q 目標に向かって具体的に行ったことは?
MEGUMIさん:
女優は、呼ばれないと仕事ができません。
芝居の先生について、演技指導や発声などを学んだり、作品を観て感想を書いたりしていました。
この世界に素晴らしい監督さんや俳優さんがいらっしゃますが、みなさんに共通しているのは、作品をよく観ていることです。
世の中のことをちゃんとわかった上で、自分のやりたいことを行っています。
自分のやりたいことをアップデートすることが大事です。
Q 自分の意見を言うのが苦手で相手に伝えるのが苦手です。
否定するのが怖いという気持ちをなくすにはどうしたらよいですか?
MEGUMIさん:
とてもよくわかります。
残念ながら、日本人は否定したがる人種で、私も毎回否定されます。
「なんでお店出すの?」といった声が近い人からよく聞かれました。
イチローさんや建築家の安藤忠雄さんが、私の中には、スーパーヒーローとしています。
否定されたときは、彼らの格言やYoutubeを読んだり、観たりします。
イチローさんでも否定されるんだから、否定されるものだと思ってよいと思います。
Q 仕事で辛い時にどうやって乗り越えたのですか?
MEGUMIさん:
23年も仕事をやってくると、ちょっと言われたぐらいでは何も思わなくなってしまいました(笑)が、今は、SNSがあるので、今の子は大変ですよね。
悩むのは人に何かを言われたり、人間関係です。
お風呂に入って体を温めたり、よい香りのクリームを塗ったり、運動をすると、100辛かったことが、50ぐらいに減ります。
1回では解消しないので、何度かそれを繰り返すと、必ず変わる日がやってきます。
Q 10代から続けてやっていて良かったことは?
MEGUMIさん:
運動です。ヨガやピラティス、水泳など内容は変わっていますが、常に運動は続けています。
運動をすると性格が変わります。気持ちがポジティブになります。
ポジティブになるといいアイデアも生まれてきます。
運動は人生観や性格や人を惹きつけるオーラとかが変わります。
- 最後に悩み多き 10代のみなさんに一言
MEGUMIさん:
これから、やりたいことや将来のビジョンが見えてくると思います。
人は失敗からしか学べないこともあります。
私も 40歳になって、こんなに失敗するだとまだまだ思っています。
失敗しても大丈夫ですから、やりたいことにチャレンジして、なるべく軽く物事を捉えて、いっぱい行動していっぱい経験して素敵な女性になっていただきたいと思います。
■バンタン渋谷美容大学院大学部概要
バンタン 第一事業本部 本部長 河毛健人さん
バンタン渋谷美容学院大学部は、美容業界のプロフェッショナル人材の育成と大学卒業資格取得を目指せる、バンタングループ初の大学部。
美容業界の最前線で活躍する現役クリエイターから最新スキルや動向を学びながら、通信制大学との提携により大学卒業資格を取得することを可能とし、生徒一人ひとりの「学びたい」に応え、希望するキャリアの実現を支援します。
2025 年には大阪、名古屋での開校を予定しています。
■スクール概要
名称: バンタン渋谷美容学院大学部
開校時期: 2024年 4月
通学形式: 大学部(4年制)
入学資格: 満 18歳以上
公式サイト:https://beauty-university.jp/
VANTAN(バンタン): http://www.vantan.jp/
1965 年創立。「世界で一番、社会に近いスクールを創る」をビジョンとし、現役で活躍しているクリエイター講師による授業をはじめ、長期の有償インターンシップ、企業とのコラボレーションといった「実践教育」を通して即戦力となる人材を育成している(東京・大宮・大阪・名古屋・福岡)。
ファッション、ヘアメイク、ビューティ、グラフィックデザイン、映像、ゲーム、e スポーツ、アニメ、パティシエ、調理、プログラミング、エンターテインメント領域のクリエイター、インフルエンサーなどの分野で全日制の専門スクール・高等部・社会人向けのキャリアカレッジ・大学部を展開。これまでに 21 万人以上の卒業生を輩出している。
(取材: 森川 創)