もっと詳しく

  • 日本の大手製造業者の信頼度が初の低下を記録
  • サービス業の業況判断は改善も次四半期には低下予想
  • 資本支出の増加予定も前年度比で縮小

日本の大手製造業者が直面する厳しい経済環境が浮き彫りにされた、このところの重要なニュースです。
日銀の四半期毎タンクン調査によると、3月終了時点での大手製造業者の景況感指数は、前四半期の13から11に低下し、1年ぶりに下降しました。市場の予想(10)をわずかに上回る結果でしたが、次第に低下が続くと予測されています。
また、次の四半期に向けた将来展望指数は10で、予想されていた11を下回っています。

逆に、大手非製造業者間ではビジネスコンフィデンスが向上し、この四半期の指数は34に増加し、最後の四半期の32から上がり、1991年以来の高水準を記録しました。
ただし、6月終了の四半期には27に落ち込むことが予想されています。

資本投資計画も注目で、大企業は2024年度に資本支出を4.0%増やす意向を示しました。
しかし、これは前年度の目を引く11.5%の増加予測と比べれば控えめです。

さらに重要なのは、雇用氷河期で、第一四半期の雇用に対する指数が-35から-36へと若干の下降を見せ、引き続き労働力不足が明らかになっています。

一方、S&Pグローバルが実施する購買担当者景気指数に基づくデータによると、日本の製造業活動は3月も縮小傾向が続いており、10カ月連続の収縮を記録しています。
しかしながら、生産と新規受注の縮小が小さくなったため、3月のau支店銀行製造業購買担当者指数は48.2となり、4ヶ月で最高のスコアを登録しました。

はい、このニュースは少し心配な内容が含まれていますね。製造業者の景況感が低下していることは、円の価値に影響を与えかねません。サービス業の状況が改善したのはいい兆候ですが、長続きしないかもしれません。

次の四半期に向けての予想が低いというのも気になります。投資が控えめなのも、経済の活動が穏やかになる可能性を示しているように思います。でも、雇用の数値は変わらず厳しく、労働市場の不安定さがまだ解消していないことが分かります。

全体を通して見ると、市場は引き続き慎重な姿勢が必要ですし、為替の変動にも注意が要るでしょう。特に円の動向をよく観察する必要がありそうです。

icon image
icon image

製造業の景況感がちょっと厳しいね。
景況指数は予想以上だけど下降傾向にあるんだ。
次の四半期も心配されてるし、資本投資の伸びも前より控えめだって。
でもさ、非製造業は頑張ってるようで、記録的だ。
ただ、この先は落ち込むかもね。

雇用に関しては相変わらず労働力不足が続いてる。
製造業活動は縮小してるけど、状況は少しずつ良くなってるみたいだよ。
全体的には慎重になるべきだし、特に為替の動きには目を光らせないとね。